同友会グループ理念

社是 解憂 kaiyu

同友会グループは、人類の持つ憂いを解き、あらゆる痛みを和らげるために存在している。 職員はすべからく是を精神的支柱として行動すべし。

人や社会のあらゆる憂いを開放する心構えで物事に対処するという、同友会グループ職員の全ての精神的支柱となる是の出典は、孟子巻第九。例えば、自分を産んでくれた父母に喜ばれる事を行う心遣いのような純粋な気持ちで、心を尽くして他人の憂いを解くことに専心するという意味であります。「憂い」とは、あらゆる苦しみ、悩み、悲しみ。病気や死への不安、恐怖。一方、「解く」という言葉は、積極的な強い意志で行動するという意味を含みます。「解憂」精神の対象は、全人類です。気宇壮大な理想がここにあります。

この社是の元、わたしたちは社会での存在意義 <パーパス> を「憂いを解き、人々を健康と幸せに。」と定め、これからも人々、そして社会に貢献してまいります。

企業理念 知行合一 解憂の精神を実現する為に

解憂の精神を知ることにより、一人でも多くの命を救う為の施策や行動を全力で実践することで、世の中の為に尽くす。

知行合一(ちこうごういつ)とは「知は行うの始め、行は知の成るなり」ということでありそれは即ち知識や議論だけでなく、それに基づいた敏速なる実行を最優先するという意味です。実際に行動に移すことに意義があるのです。

わたしたちは医療や福祉の分野において広く社会と関わりを持っています。それは、「解憂」の精神を医療、予防医学、高齢福祉等の場を通して実現するとともに、具体的な実践を通して「一人でも多くの命を病魔から救うことによって世の中の為に尽くす」という使命感を共有していることを意味しています。そこには同友会人としての「誇り」があります。 「世の中の為に尽くす」、その為には日々の行動の中で企業理念の理解と遵守が求められることは言うまでもありませんが、日常の企業活動においても、その業務の種類、大小に関わらず、「知行合一」を合言葉に能動的に活動することが重要なのです。

日常の行動規範 5つのルール 企業理念を反映する為に

同友会グループが社会にとって必要な存在で在り続けるためには、同友会グループの仕事に携わる全ての人がその立場や身分に関わらず、「企業理念」を共通の価値観として共有し、これを最も大切な使命として日常の行動に於いて実践することが求められています。ついては、企業理念の実践に向けた具体的な行動規範として下記の項目を定めました。

自己の良心に恥じない行動をする

1.自己の良心に恥じない行動をする

人間の心の中には、善と悪、正と邪の両面を誰もが持っています。「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」という陽明学の名言があります。様々な悪い心に打ち勝って良心に従って行動するならば、人生においてこれ以上素晴らしいことはありません。しかしながら仕事をしていても、様々な悪い心が出現します。したがって怠け心、ごまかし、人への嫉妬、怒り、愚痴、差別など限りのないその悪心に対しては人間が本来持っている良心(良知)によって打ち勝つのです。これは常に意識していないとなかなかできません。良知が打ち勝った時は心が生き生きとしてくるものです。そしてそのうちにこうしたことが無意識にできるようになります。それが人間として成長した証であり、ひいては同友会グループの品格と成長につながることになるのです。

お客様第一主義を貫く

2.お客様第一主義を貫く

お客様に同友会グループを選んでいただかない限り、現在の競争社会では勝ち残る道はありません。お客様あってこそ企業が成り立つのであり、役職員の生活の安定をはかれることを肝に銘じてください。私達の給料はお客様からいただいていると理解してください。常にお客様に対する感謝の念を忘れずに、接遇だけでなく、施設の美化、精度管理その他あらゆるサービスに対して気を配っていくことにより、CS(Customer Satisfaction:顧客満足)からCD(Customer Delight:顧客感動) へ考えを変えていきましょう。これでいいんだという自己満足が最大の敵となります。常にもっと上を目指していきましょう。

仕事を通して人格を磨く

3.仕事を通して人格を磨く

目の前にある現実の仕事に誇りを持って、真面目に粘り強く取り組めば、人生最大の目的は達せられるといっても過言ではありません。仕事を通して学び、人格、識見を高めましょう。どんな仕事でも一生懸命にやると、だんだんと面白くなってくるのが仕事というものの性質です。そこに創意工夫が生まれてきます。仕事上の知識やスキルを磨くことも大事ですが、もっと本質的なことは、仕事を通じて人間の徳性、人格を向上させることであり、「心」を成長させることなのです。すなわち役職員一人一人が成長することによって、同友会グループも大きく飛躍することができるのです。

常に勉強し実践に役立てる

4.常に勉強し実践に役立てる

勉強とは、強いて勉めると書きます。したがって強い向上心が必要です。毎日の仕事上の技能向上の為だけでなく、本を読み又人から学びましょう。その上で人にも教えるようにしてください。教えることによって、自分の勉強にもなるのです。「我以外、皆我が師」という言葉があります。へり下った気持ちで学ぶ気持ちがあれば、全ての人、ものから吸収することができます。学んだことは提案し、現実に役立てましょう。「学んで変わる」ことが大事です。過去は変わらないけれど、未来と自分は変えることができるのです。それと同時に、同友会グループの未来も皆さんによって大きく変えることができます。心して不断前進することを心がけましょう。

和を尊び、仲間への思いやりの心を大切にする

5.和を尊び、仲間への思いやりの心を大切にする

「和をもって尊しとなす」聖徳太子の言葉です。同友会の「友」も和を象徴しています。和とは争わず協調することを一番としますが、反面、見識を持ってみだりに安易な妥協はしないということです。笑顔(和顔)は、お客様や仲間を幸せにします。これを「和顔施」といいます。笑顔のお布施という意味です。何はさておき笑顔を差し上げてください。「和」は「仁」に通ず、即ち、自分を抑え、他者への思いやりを第一にする心を行動に現してください。

解憂

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