第31回中食や外食の活用【コンビニ・スーパー】

昼食と夕食はコンビニや外食で済ませているというジュンさん（51歳）
単身赴任の生活となってから体重も3㎏増えてしまったそうです。
体重増加の原因の一つに、外食やコンビニでの食事が問題となっているのか確認してみましょう。

ジュンさん（51歳）

いや～単身赴任になってから体重がみるみる増えてしまって。
今までは家族が食事を用意してくれていたけど、
1人だと時間もなくコンビニやスーパーの食事が中心で。

お仕事もされながらご自身の食事を用意するのは大変ですよね。
普段コンビニなどでどのようなものを購入されているのですか？

普段のコンビニでの食事

ジュンさん（51歳）

えーっと・・・
その日の気分によって様々です。
今は食べたいものを食べている状況ですね・・

ついお好きなものばかりを選んでしまいがちですよね。
カロリーなどの栄養成分はときどき確認されたりしますか？

ジュンさん（51歳）

いや、特に確認はしていないです。きっとカロリーも摂りすぎですよね？

コンビニやスーパー、外食でのお食事は高カロリー、高脂肪、味付けが濃いなどの問題点があげられ、もしかするとジュンさんも適正エネルギー以上に食べすぎてしまっている可能性も考えられます。
1日の適正エネルギーは個人によって異なりますが、一般的には標準的な体格の成人男性で2000kcal（成人女性約1800kcal)くらいと考えていただくとよいかと思います。

コンビニや外食の食事が太る原因

ジュンさん（51歳）

たしかにお弁当の揚げ物は多いしご飯も全部食べ切ってしまうから、
毎日続ければ体重も増えますよね。
ご飯を少し残せばいいのかな。

だいたいコンビニ弁当のお米の量は250g程度で、量としては多めになります。ご飯の量は200gが適量となるので、2～3口分残してみる勇気も大事ですよね。
また、ジュンさんの場合、朝食と昼食が炭水化物中心の食事となっているので、たんぱく質や野菜類などを意識してとってみましょう。

基本の食事バランスを整える

ジュンさん（51歳）

コンビニやスーパーでも選び方次第でバランスよく食事できるのですね。
毎日は難しいかもしれませんが、1日のエネルギーも意識しながら選んでいきたいです。

コラム

栄養成分表示について

普段コンビニやスーパーなどで食品を購入する際、皆さんは何を意識して購入していますか？値段や分量、国産、カロリー、おいしさ、好み、季節感、安全性など重視するポイントは様々かと思います。
実は、消費者にとって選択がしやすいように、様々な表示がなされています。
容器包装に入れられた一般用加工食品及び添加物には、食品に含まれる栄養成分に関する情報を明らかにし、消費者に適切な食生活を実践していただくために、栄養成分や熱量（エネルギー）の表示が義務付けられています（食品表示基準）。

まずは、栄養成分表示の見方について理解しましょう。（抜粋版）